やぁ、スルメだ！
相手インク影響軽減は前作スプラトゥーンでは安全靴と呼ばれていた。
しかし、その効果は前作よりも弱体化されており、特に射撃中の移動速度にほとんど影響しないとあって前作ほど必須のギアではなくなった。
⇒追記：10/11のアップデートにより相手インク内を射撃しながらの移動スピードも上がった！（正確には、これまで相手インク影響軽減を最大まで積まないと射撃中のインク内移動スピードの効果が発揮されなかったものが、少ないギアでも効果が発揮されるようになった）
アップデート前はインクを踏んだことによるスリップダメージと通常移動のインク影響を軽減するだけだったが、アップデートにより射撃中の移動速度が上がり使い勝手がかなりよくなった。
そこでアップデートで強化された情報も踏まえて、相手インク影響軽減を装備したほうがいい武器とはどんな武器か？
いったいいくつ積めば効果的なのか？
メイン1のサブ3で1.3の構成は見た目は良いが、実質的には効果があるのか？それとももっと減らしてもいいのか？
この辺りを中心に私の考えも交えて紹介していこう。
相手インク影響軽減の効果とは？
相手インク影響軽減のゲーム内の説明には『相手のインクをふんだ時のダメージや移動速度の減少が少なくなります。』とある。
この説明通り、インクを踏んだ時のダメージ量や移動速度の減少が少なくなる。特に重ね掛けした時は目に見えて相手インクをヒト状態で進むスピードが速くなる。
だが、この相手インク影響軽減。実戦中では少し効果を実感しづらい。
その理由は大きく3つ。
1つはインクを踏んだ時の足を取られる感覚はインク影響軽減を入れても変わらずあるということ。
このギアを装備したからと言って、キャラクターのモーションが小さくなったりすることはない。
2つ目はインクダメージの影響がわかりづらいこと。
メインウェポンの攻撃やボムの爆風、アメフラシなどのダメージ蓄積と違って、インクを踏んだ時のダメージは目に見えてわかりやすくダメージが入っているように見えないため効果を実感しづらい。
また、実際大幅にダメージカットできるわけではない。
3つ目は冒頭でも紹介したように攻撃中の移動速度はインク影響軽減を装備してもほとんど変わらないということ。
つまり相手のインクに足を取られた状態の撃ち合いはインク影響軽減の効果を実感できないのだ。
⇒10/11のアップデートにより、相手インクを踏んでいる状態で攻撃している時の移動速度も軽減されるようになった。
私の検証結果ではメインギア1つで約15%～20%移動速度が軽減される。（一定の距離を射撃しながら移動するのに15秒かかかっていた所を12秒で移動することができた）
というわけで確かに効果はあるもののバトル中に役に立っているか実感しづらいため、より目に見えてわかりやすい爆風ダメージ軽減やスペシャル増加量アップ、受け身術などを優先するプレイヤーが多いのが現在の状況だ。
⇒相手インクを踏んでいる時の通常の移動速度に加え、射撃中の移動速度も改善されたことから装備するプレイヤーが増加した。
ただし、インクに足元を取られた時の感覚やインクダメージの影響がわかりづらい点（1つ目と2つ目の理由）は変わらずだ。
相手インク影響軽減は装備する価値がないのか？
では相手インク影響軽減は装備する価値がない（意味がない）のか？
確かに爆風ダメージ軽減のようなどんな武器でも装備するようなギアではないかもしれないが、前線に出る武器やマニューバー、マルチミサイルを持つ武器であれば装備する価値はある。
前線で撃ち合う武器は当然相手インクを踏む回数も増える。
必然的に相手インクを移動する場面もインクダメージ（スリップダメージ）を食らう回数も増える。
特にスプラトゥーン2では冒頭でも紹介したようにインクにハマった時に動きづらくなる。
確かに攻撃中の移動速度は変わらないかもしれないが、すぐに足元を塗ることができずひとまずヒト状態で歩きたいときは前線に出る武器であればよくあること。
余裕で勝っている時や大差で負けている時ではこうした状況は起こりにくいが、僅差の撃ち合いで所々インクがばらまかれている状況であれば相手インク影響軽減の恩恵を受ける場面は多い。
⇒撃ち合いの最中でも相手インク影響軽減の効果が発揮されることにより、ますます接近戦での相手インク影響軽減の恩恵を受けやすくなった。
また、ジェットスイーパーやデュアルスイーパーなどの攻撃で足元を塗られた時に、攻撃中でもインクから脱出しやすくなったことでデス数も抑えやすくなった。
さらに、今作ではダメージ回復速度も遅くなっている。
つまり少しでも余計なダメージは入らない方がいい。
すごく地味かもしれないが、スリップダメージは意外と入っていることも多い。
これもわずかなダメージの差が勝敗を決することはよくある。
前線に出る武器の中でもマニューバーはスライドで相手のインクに突っ込むことも多い。
特に相手インク影響軽減の恩恵を受けやすい武器の種類といえるだろう。
また、スペシャルのマルチミサイルは一度発動してから相手をロックオンするために位置を調節するときがある。
その時、相手のインクを踏むこともよくある。
実は意外に恩恵を受けることが多い。
確かに目に見えた効果は実感しにくいものの前線で撃ち合っている時に装備しているとしていないとでは安心感が違う。
『相手のインクの上を歩く』という選択肢が1つ増えるのはやっぱり大きい。
あなたの足元は意外と塗られている
また、もう1つ相手インク影響軽減をオススメできる理由がある。
それはアメフラシとハイパープレッサーの存在だ。
この2つのスペシャルウェポンは足元を細かく塗ってくる。
特にアメフラシは先日のアップデートにより効果範囲が広くなり、かなり厄介な存在になった。
これらのスペシャルウェポンがある時、あなたの思っている以上に相手インクの上を歩いている回数は多い。
全てのインクを塗り返すような余裕は当然ない。
だからこそ相手インク影響軽減が活きるのだ。
さらに今作ではラピッドブラスターやデュアルスイーパー、バケットスロッシャーなど相手の足場ごと攻撃するタイプの武器も強い。
これらの武器に足元を取られるとそのまま倒されてしまうことも多い。
相手インク影響軽減を装備したからと言って確実に逃げ出せるわけではないが、やられるリスクを減らすことはできる。
相手インク影響軽減はいくつ積めばいいか？1.3積む意味はあるか
最後に相手インク影響軽減はいくつ積むのが効果的か考えてみよう。
当然ながら積めば積むほど効果はあるが、他にも装備したいギアがあるため何個も装備して圧迫してしまうのも考え物だ。
ここまでかなり相手インク影響軽減の効果を推してきたが、だからといって積みまくるほどの価値は正直ない。
特に相手インク影響軽減は前線で戦う武器に入れるという前提があるため、他のギアとの兼ね合いもある。
絶対に入れたい爆風ダメージ軽減、前線で戦う武器なら入れたいヒト移動速度アップ、使いやすいスペシャル増加量アップ。
これらのギアをまず前提に入れるとすれば、相手インク影響軽減は入れて1.0から1.3までの間だろう。
ここからは私の実際のバトル経験でお伝えしよう。
確かにメインギア1つとサブギア3つで1.3入れたい所ではあるが、私はメインギア1つの1.0で十分だと感じている。
⇒射撃中の移動速度も軽減されていることで1.0以上積む価値が出てきた。
私の感覚では1.2くらい積んでおくと射撃中の移動速度も体感でかなり変わってくるのでオススメだ。
1.2入れれば装備していない時よりも明らかに相手インクを歩きやすくなっているし、スリップダメージも入るスピードが遅くなっている感覚がある。
1.2と1.3は正直それほど違いが感じられなかったので、サブギア1つ単位でギア構成をこだわる人はひとまず1.2積みで試してみてはいかがだろうか？
爆風ダメージ1.3、ヒト移動速度0.1、スペシャル増加量アップ1.0、相手インク影響軽減1.2、インク回復力アップ0.3。
これくらいのギア構成の方が前線で戦う武器にはバランスが良く立ち回れる。
この辺りの感覚は是非それぞれのギアを積んでみてあなた自身の感覚で実感してみてほしい。
相手インク影響軽減の効果といくつ積むべきかのまとめ
前作の安全靴と比べられてしまうため、人気のなくなってしまった相手インク影響軽減。
確かに、爆風ダメージ軽減のようなずば抜けて効果のあるものではないが、それ以外のギアとは検討するレベルのギアであることは間違いない。
⇒インクを踏んだ時のインクにハマる感覚の仕様が前作と違うため、相変わらず効果を実感しにくい部分はあるが、アップデートによりかなり前作の安全靴に近い使い方ができるようになった。
ギアの優先度は間違いなく高くなったといえる。
特に前線で戦う武器は当然ながら相手インクが多い場所で戦うためその恩恵も大きい。
また、アメフラシやハイパープレッサーなど細かく塗ってくるスペシャルを使う相手も増えてきたため、効果が発揮される場面も増えてきている。
他のギアとの兼ね合い上、何個も積む価値はないと私は思うが、逆にメインギア1つは装備しておく価値は大いにある。
あなた自身もメインギアやサブギアに積みながらその効果を実感してみてほしい。
