裏取りのタイミングとコツやぁ、スルメだ!

スプラトゥーン2のステージには中央で目に付きやすい場所もあれば、サイドや狭い道を通って相手の後ろをつくようなルートもある。
こうした相手の目につきにくいルートを通って相手の後ろをつくことを”裏取り”という。

裏取りは確かに決まれば無防備な相手を攻撃することができ、キルも稼げるし形勢を一気に自分たちに有利なものにできる可能性を秘めている。
その反面、裏取りに気づかれればやられやすいし、裏取りに動く間は中央のメイン戦場で戦う味方に人数不利で戦ってもらうことになるので負担も大きい

裏取りはどのタイミングでどのように仕掛ければいいのか?
その判断基準とコツを紹介しよう。
味方に感謝される裏取りマンになることを目指そう。

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裏取りをするタイミングはいつがベストか?

裏取りを狙う時、まず考えたいのが「どのタイミングで仕掛けるか?」ということ。
常に裏取りを狙うような動きをしていては、相手にもバレバレになるし、味方への負担も大きい。

裏取りを狙うタイミングの判断ポイントは3つ。
この3つのタイミングと状況を確認してから裏取りを仕掛けよう。

判断ポイントその1:味方の生存人数を見よう!

判断ポイントその1は味方の数だ。
味方が自分含め3人以上いるときは裏取りを狙ってもいいタイミング。
逆に味方が自分含め2人以下の時は裏取りではなく中央で頑張ったほうがいい。

なぜ味方の人数が大事なのか?
それは味方の人数が少なすぎると中央で戦う味方が人数不利になり、突破されやすくなるからだ。
せっかく相手の裏をとってもメインとなる中央(正面)が破られてしまっては意味がない。
自分が裏取りを狙うということは一時的にいなくなるということなので、人数が不利な状況で裏取りを狙うと余計不利になる。

さらに、裏取りは中央の味方に相手の注目が集まっていればいるほど成功しやすい。
味方の人数が少ない状況では、相手に裏取りを警戒する余裕が生まれてしまい、気づかれてしまう。

裏取りをする前は必ず味方の人数をチェックしよう。

判断ポイントその2:塗りの境界線を見よう!

裏取りするときは中央で戦う相手や相手陣地に下がっている相手を倒すために仕掛けるのが基本。
相手が自陣側まで攻めあがってきているときはほとんど裏取りする意味はない。
インクの境界線が中央より先まであるか、ないか、で裏取りの判断をしよう。

なお、自陣側まで攻め込まれているときに相手の裏を突くような動きをするとき、(自陣側高台などを通って相手の裏を突くなど)は裏取りではなく打開になる。
この二つの違いは後ほどお伝えする。

判断ポイントその3:相手プレイヤーが前線に出てくるタイプか下がり気味で戦うタイプか見極めよう。

例えば相手が全員ボールドマーカーでカーリングボムで突っ込んでくるような編成であれば、わざわざ大きく裏取りに向かう必要はない
中央で味方と連携しながら戦ったほうが効果的なことも多い。
前線で味方の方向を向いている相手の横や後ろをつくことでその場で裏取りができる

逆に相手がチャージャーやバレルスピナーのような射程が長いタイプで相手陣地に下がって戦うような武器が多ければ、正面から正直に向かうと戦いづらい。
こんな状況の時は裏取りを仕掛けると効果的だ。

バトルがある程度進めば、相手の武器がどういう動きをするかわかってくるはずだ。


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裏取りを狙う時のコツや頭に入れておくべきこと

裏取りをする判断をしたら、次は実際に裏取りをするときのコツやポイントを抑えておこう。
特に「とにかく裏取りして一人でも倒せば英雄じゃヒャッハー!!」みたいなタイプの人は要チェックだ

裏取りした後の景色を想像して動こう

裏取り後に見える景色とは
「とりあえずこの裏取りが決まったらなんとかなるやろ!」と突っ込んでいく人も多い。なんとかならない。
裏取りする前に「抜けた後どういう景色が広がっているか?」を想像していくのがとても大事。

『裏取りした後はチャージャーがいて、周囲には誰もいない状況であるはず。』
『逆に相手がやられた直後だからリスボーン地点から迎撃に来る相手がいるかも。』
『裏取り抜けた先には正面の味方を見ている相手の側面をついて、倒しきれなかったらオブジェの後ろに回るようにしよう。』
『スーパーチャクチがたまっているから、逃げたら即追ってスペシャルで追撃しよう。』

などなど、とりあえず裏抜けするのではなく、裏取りした後に何をするのか。
何のために裏取りするのか。相手がいたらどう対処していくか。

これを少しでも意識しておくと効果的な裏取りができる。

裏取りで1キルとってもすぐにやられてしまえばむしろマイナス

裏取りに行って相手を倒したと思ったら、すぐに相手に囲まれてやられてしまった。
でも1キル1デスなら差し引き0だよね。

…と思っているなら要注意。
先ほどもお伝えしたように、裏取りに行っている間は前線にいないのでその分味方に負担がかかっている。
人数的にもマイナス1だ。

それで相手の裏をついて一人倒したところで、その後すぐにやられてしまったら。
相手の負担となっている時間が短く(=復活する時間だけ)、味方の負担となっている時間は長くなる。(裏取りしている時間+復活する時間)

よほど相手の射程の長いチャージャーやブラスター系だけが強いプレイヤーでそいつさえ倒せば勝てる、みたいな状況なら別だが、そうじゃないなら1キル即1デスはむしろマイナスと覚えておこう。

キルするだけが裏取りではない。死なないことでも役に立てる

裏取りしたからには相手をメチャクチャにしなくちゃ!と思うかもしれないが、決してキルだけが裏取りの価値ではない。
裏取りは相手の注目をものすごく稼ぐ(=ヘイトをすごく集める)ので、裏取りに行って適度に荒らして下がる、みたいなことでも味方は戦いやすくなる。

もちろん裏取りするルートは狭く戦いづらいことが多いので、深く攻めれば生きて帰るのは困難。
なので、裏取りするときにガチガチにキルを取って攻めることを考えるのか、ちょっかいを出してヘイトを集めている間に正面の味方に攻めあがってもらうのか、裏取りしながらも攻めるオプションを複数持っておこう。

イカスフィアがあれば、相手陣地に入って危なくなったらスペシャルを発動してそのまま中央や自陣まで戻る、ということもできる。
(相手に囲まれるような状況だとイカスフィアも解除されるので注意だ)

裏取りするときは素早く動く

裏取りをすると決めたら素早く塗って移動する。
移動するのに時間をかけてしまうと味方に負担もかかるし、何より相手に気づかれやすい。

裏取りを狙うことを立ち回りの主軸にしたいならイカダッシュ速度アップを入れておくのもいいだろう。

裏取りと打開は別物だよ

裏取りと打開
相手の横や後ろをつくような動きをするのが裏取り。
ここまでその裏取りのタイミングや意識してほしいことをお伝えした。
だが、不利な場面での”打開”は同じ相手の横や後ろをつくという行為でもその意味合いは全く異なる。

例えば、上の写真のようにチョウザメ造船でリスタート地点から右に回って正面に来ている相手を横や後ろから攻撃するような場面では、正面から全員で向かうと有利に戦えないので、右の高台から自陣に入っている相手の横や後ろをつくことになる。
この時は裏取りの判断とは別に相手のいる位置や相手の動きをみて動くことになる。

裏取りの場面でも同じだが、正面から塗ってスペシャルをためたほうが効果的なのか、裏取りして相手をたたいたほうがいいのか。
柔軟に対応することが大事だ。

裏取りのタイミングとコツまとめ:味方が喜ぶ裏取りとは?

ここまで裏取りのタイミングと仕掛けるときのコツを紹介した。
裏取りは効果的ではあるが、仕掛けている間は中央で戦う味方が人数不利になり負担にもなるし、狭い道を通ることが多いため相手に気づかれれば倒されてしまうことも多い。
裏取りのリスクを把握しておくことが大事だ。

味方の人数状況、インクの塗り状況、相手の動き方。
これらを判断ポイントにして裏取りをしかけよう。

「何のために裏取りをするか?」「裏取りした後どのように動くか?」
この二点を考えずにとりあえず裏取りに動くプレイヤーが多い。
ここを考えながら動くと自然と仕掛けるタイミングも裏取りした後の立ち回りも上達してくる。

裏取りは単独プレイなように見えるが、実は高度な連係プレイだ。
「あの高台のリッター4Kさえ倒せれば動きやすくなるのに…」「思いっきり下がって対応してくる相手の横をついて視線を分散させればスペシャルも刺さるのに…」
これを自分が感じていなくても味方が感じていると思えば、裏取りを仕掛ける意味は大いにある。

一緒に塗り返したほうが味方が戦いやすいのか、それとも裏取りで相手の陣形を崩したほうが味方が戦いやすいのか。
味方のためを思って仕掛けられるようになると、真の裏取りマンになれるだろう。

検討を祈る!

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