スプラトゥーン2から新たに加わったギアの一つ復活ペナルティアップ
せっかく加わった新しいギアにもかかわらず、おそらく全ギアのなかで一番人気のないギアなのではないだろうか?
その大きな理由は相手に与えるペナルティより自分がやられた時のペナルティが大きいことにある。
少し難しい言葉を使うならハイリスク・ローリターン。
特にデス数が多くなりやすい射程の短い武器には向かない。
そんな復活ペナルティアップ。
復活時間とスペシャルゲージ増加量の影響やアシストキルでの効果の発動有無を改めて確認するとともに、どんな武器や立ち回りであれば使えるか考察してみた。
復活ペナルティアップの効果。復活時間とスペシャル減少量はどれくらい?
最初に復活ペナルティアップの効果を確認しておこう。
ギアの説明文にもある通り、相手を倒した時あるいは自分が倒された時の復活時間とスペシャル減少量が大きくなるのが復活ペナルティアップの効果だ。
ただし、相手を倒した時のペナルティより自分が倒された時のペナルティの方が大きい。
具体的には、復活時間の場合、復活ペナルティアップをつけて相手を倒した時は通常の復活時間より約0.75秒遅くなる。
一方で復活ペナルティアップをつけて自分がやられた場合は通常の復活時間より約1.2秒遅くなる。
スペシャル減少量は、相手を倒した場合通常より15%スペシャルを減少させる。
自分が倒された場合、通常より22.5%減少する。
このように相手を倒した時のペナルティより自分が倒された時のペナルティの方が大きい。
このリスクを乗り越える自信のある人だけが復活ペナルティアップを使うことができるだろう。
復活ペナルティアップはアシストキルでも発動するか?
ちなみに、この復活ペナルティアップ。
『相手を倒した時』とあるが、アシストキルでは効果を発動することはできない。
あくまで復活ペナルティアップのギアを装備したプレイヤーが相手にとどめを刺した時にのみ発動することができる。
よって確定数の多い武器よりも一発のダメージが大きくキル速度の速い武器の方が効果の恩恵を受けやすいだろう。
復活ペナルティアップに適した装備とは?
復活ペナルティアップを装備した時、キル数とデス数がピッタリ同じでは損をしてしまう。
少なくともデス数の倍のキル数を稼がないと復活ペナルティアップを装備した意味はあまりないだろう。
そして、自分が倒された時のペナルティの方が大きいことを考えると出来るだけデス数の少ない武器である方がデメリットを回避しやすい。
…ということで、やはり復活ペナルティアップを装備するブキの第一候補はチャージャー系のブキになるだろう。
それもスクイックリンや竹筒銃ではなく、スプラチャージャー以上の射程を持つ武器が望ましい。
他の武器で言えば、ジェットスイーパーとRブラスターエリート。
これらの武器もチャージャーほどではないにしろ、前線よりも大分後ろから攻撃するのでデス数が少なくなりやすい。
この2つの武器も候補になるだろう。
他の武器では正直言って復活ペナルティアップを装備してもやられた時のペナルティが重くなってしまうだろう。
確かに計算上ではキルが多くデスが少ない人なら装備する価値はあるが…
復活ペナルティアップを装備するうえでもう1つ大きな関門がある。
それは『プレイヤーのメンタル』だ。
私も普段はキル数よりもデス数を抑える立ち回りに自信があるため、復活ペナルティアップの恩恵を受けやすいのではないかと思い装備したことがある。
すると「やられてはいけない」という思いが強くなりすぎてしまい、思い切って前線に出ることができなくなってしまったり、1度やられた時にペナルティ分を取り戻そうと焦ってしまい普段の立ち回りができなくなってしまった。
『相手を倒さなければ』『自分が倒されてはいけない』
この2つの無言のプレッシャーによって、普段のプレイができなくなってしまった。
確かに計算上は普段の成績でキルが多く、デスが少ない場合、復活ペナルティアップを装備する価値はある。
ただし、実際に装備した時もプレッシャーに勝っていつもの立ち回りができるかどうかは別。
私はメンタルが弱いので、復活ペナルティアップのプレッシャーには勝てなかった。
あなたはイカがだろうか?
復活ペナルティアップの効果と装備するべきかまとめ
復活ペナルティアップは相手または自分が倒れたときに効果が発動する。
影響があるのは復活時間とスペシャル減少量。
ただし、相手を倒した時よりも自分が倒れたときの方がペナルティは大きい。
相手を倒した時にアシストキルは含まれない。
復活ペナルティアップを装備したプレイヤーがとどめを刺した時だけだ。
やられた時のペナルティが大きいため、チャージャーのような後ろに下がりデスが少ない武器やデスの2倍キルを取る立ち回りができるプレイヤーなら装備する価値はある。
ただし、実際に装備した時の『やられてはいけない』プレッシャーに勝つ必要がある。
ギアの中でも非常にユニークなギアといえるだろう。