ラストスパートは強いのか?やぁ、スルメだ!

スタートダッシュと並んで、いまいち人気のないラストスパートギア。
スタートダッシュとは逆に、対戦終了30カウント前から効果が発揮される。

基本的にはインク効率が全体的に上昇するため、少しでも塗りを広げる、あるいは塗り返す能力が上がるギアになる。
ナワバリバトルなどでは最後の30秒の塗り返しが非常に重要なため、装備する価値はあるかもしれない。

では、ガチマッチではラストスパートを装備する価値はあるか?
今回はその点を中心に考察していく。
また、ラストスパートと相性のいい武器も合わせて紹介しよう。

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ラストスパートの効果は?

ラストスパートの効果説明は「対戦終了の30カウント前から、インク効率とインク回復速度がかなりアップします」とある。
この言葉通り、インク効率アップ(メイン)、インク効率アップ(サブ)、インク回復力アップがそれぞれメインギア2個とサブギア4個分の効果になる。
また、説明文には書かれていないが、復活時間短縮の効果も発動する。

体感的には無限に打てるんじゃないかというくらい、インク効率が上昇する。
冒頭でも紹介したように、特にナワバリバトルでは最後の30秒でひっくり返ることも多いので、付けておくと役立つ場面が意外と多い。

そして、説明文中の「30カウント前」という言葉。
これは「30秒前」というだけではない。
ガチマッチの延長戦に突入してからも効果が継続するほか、実はガチマッチで相手に残りカウント30まで進められた時も効果を発揮する。
つまりガチマッチ5分間のうち仮に最初の1分で30カウントまで進められたとしたら、残り4分間は常にラストスパートの効果が発動していることになる。

スプラトゥーン2は攻めている時より反撃(打開)する時の方が難しくなる。
そういった意味で30カウントまで進められた時からの強力な反撃カードになるのは心強い…かもしれない。

ラストスパートはガチマッチで強いか?

ただ単純に最後の30秒だけ効果が発動するとすれば、ナワバリバトルは30秒/180秒で1回のバトルの1/6の時間で恩恵を受ける。
一方、ガチマッチは30秒/300秒でバトルの1/10の時間で恩恵を受ける。
こう考えると、やはり効率はやや悪いように感じる。

では、相手に残り30カウントまで進められる(=70カウント進められる)ことを想定して装備するべきか?
私のイカリング2の記録をもとに調べてみた。
すると、50戦中、18銭でカウント70まで相手に押し込まれているバトルがあった。(約35%)
そしてカウント70まで押し込まれている場合はノックアウトも含め負けることが非常に多い。(18戦中15戦で負けていた。敗戦率83%)

ここで私がラストスパートを装備してバトルを繰り返し、70カウント以降の敗戦率を再度自己検証してみた。
すると23戦中16戦の負けとなり、70カウント以降の敗戦率は約70%まで下がった

…とこうなればめでたし、めでたしなのだが、まだこの話には続きがある。

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ラストスパートを発動していない時の立ち回りはやはり少し苦しくなる

上記でもご紹介したように、70カウントまで押し込まれた時の敗戦率は減少したが、代わりに70カウントまで押し込まれるバトルが増えてしまった。(18戦⇒23戦)

もちろん、試行回数も少ないし、全く同じルールとステージでプレイしたわけではないので公平な検証結果にはなっていない。
が、プレイしている感覚的にもやはりラストスパートでメインギアを1つ潰しているのは、少しもったいないなと感じる場面が多かった。

また、当たり前の話だが、残り時間3分くらいで30カウントに押し込まれることもあれば、残り時間40秒くらいで30カウントまで押し込まれる時もある。
そうそう簡単に30カウントまで押し込まれることはなかなかないというのも、実際にプレイしてみて改めて感じた。

結論的に言うと、ラストスパートを装備することの恩恵はトータル的に見るとあまりないのではないかと感じた。

ただし、ラストスパートを装備していなくてもガチマッチでカウント70まで押し込まれてしまうバトルが多いようであれば、装備する価値はあるのではないだろうか?
この辺りは自分のプレイスタイルや負けパターンを確認しながら装備するか考えるのがよさそうだ。

ラストスパートと相性のいい装備は?

ラストスパートはインク効率が上がるので、プライムシューターのようなインク効率が悪い武器に装備したりすると効果的。
だが、メインウェポンだけではなく、サブウェポンにも注目しながらラストスパートを装備するといい。

特にクイックボム、カーリングボム、ロボットボムの3つのサブウェポンは連投(あるいは多投)することにより、撃ち合いで有利になれることも多い。
それぞれに必要なインク効率アップ(サブ)の必要数は以下の通り。
クイックボムは3連投するためにギア3.2個か2.6個。
カーリングボムは2連投するためにギア3.2個か2.5個。
ロボットボムは2連投するためにギア3.6個。

ラストスパートでギア2.4個分になるので、クイックボムであればサブギア2個以上、カーリングボムであればサブギア1個以上、ロボットボムであればメインギア1個とサブギア2個で連投できるようになる。

最後の30カウントで塗りもキルも狙いたいときは、この辺りを意識しながら他のギア構成を考えてみても面白い。

ラストスパートは強いか?まとめ

ラストスパートは主にインク効率系のギアが2.4個分つく。
かなり塗れるようになるので、ナワバリバトルでは最後の押し返しで役立つ場面も多い。

ガチマッチではラスト30秒だけでなく相手に残りカウント30まで進めれた時も効果を発揮する。
実際、相手に70カウントまで進められた所からの反撃はしやすくなる。
ただし、発動していない時には何も装備していないのと同じなので、それ以外の立ち回りが少し苦しくなる。
私自身で検証した限りでは、劇的に勝率が改善することはなかった。
自分のバトルを見返してみて、70カウント進められているバトルが多いのであれば、恩恵も多いかもしれない。

ラストスパートと相性のいい武器はプライムシューターなどのインク効率の悪い武器の他、サブウェポンを見ながら装備するのも効果的。
特にクイックボム、カーリングボム、ロボットボムの3つはインク効率アップ(サブ)をいくつか積んでおくことで、ラストスパート発動時には連投しやすくなる。
塗りだけでなく、キルも取りやすくなるだろう。

食わず嫌いの人も多いかもしれないが、ぜひ一度入れてみてはいかがだろうか?

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